日刊転職パニック 

近年は、セカンド・キャリアといった概念や副業、ダブルワークにも寛容な企業が増えてきましたが、既存のキャリアを捨てて一発逆転を目指すような転職をするのは一筋縄ではありません。
本作の主人公、秋本 治も四苦八苦する若者の一人でした。
広告代理店に入ったまではいいものの、会社は冴えず、超パワハラ体質の上司からは椅子でぶん殴られたりもするなど、今だったら転職云々よりも労基と裁判所を頼るような案件のような気もしますが、キツい状況に耐えかね、一念発起して転職を試みます。
しかし田舎の老親にお金を送っている関係上、安易に失業保険に頼るわけにもいかず、えげつない会社に籍を置きながらキャリアアップを狙っていくことになります。
このあたりの塩梅が妙にリアルで、かえって参考になる部分でもあります。
他人事ですと、まず会社を辞めてからがいいんじゃないと思ってしまいがちなのですが、生活がかかっているのでそうもいかず、しかも忠誠心がないのがバレバレの状態で、超パワハラ上司を野放しにしている会社の中で生きていかねばならないのですから、これはかなり大変です。
秋本氏が基本プラス思考なため悲惨な感じにはなっていませんが、でなければかなりキツい展開になっていたかも知れません。