よつばと!は魅力がなんなのかということを考えさせられる漫画

新刊が出るタイミングが他の漫画と比べても遅めなのが気にかかりますが、それでも新刊が出る度にしっかり新刊を持って本屋のレジに並んでいるところをみると、我ながら大好きなんだと思います。

大好きなんだと思うんですが、一体なにが魅力なのかということをずっと考えています。

内容は決して突飛なものではなく、お子さんがいる家庭では日々起きることが漫画になっているわけで、凄くファンタジックな世界でもなければとんでもない展開が待っているような作品ではありません。

小岩井よつばという子が散歩して猫に会うとか、なにかを見つけて遊ぶとか、旅行に行くとか買い物に行くという普段の生活の中で起こる面白いこと、怖いこと、悲しいことを見せてくれるというものなのに、どんどんよつばの行動を追いたくなってしまうのはなぜなんでしょうか。

平凡なようで平凡じゃない世界というものに惹きこまれているのかもしれませんし、よつばの周囲でよつばと遊んだり笑ったり悲しんだりするキャラクター達がみんな魅力的なことも読みたくなってしまう要因かもしれません。

最初の新刊のペースがという点とも絡んできますが、とにかく徹底して作者が端々に至るまで納得のいくものを完成させるために時間を割いているので、なにげない物や空間、空や大地といったものまでしっかりと妥協なく書き込まれていますし、決して吹き出しや文字数が多い作品でもなく、早く読もうと思えば読める作品なんですが、じっくり読み返すと新しい発見がいろいろとある作品でもあるのが1つの魅力だとも思っています。

いまだに明確な魅力がなんなのかというのが個人的にもわかっていませんが、老若男女に勧められる漫画として第一に浮かんでくるのはこの作品ですし、それだけ魅力があって人に勧めたくなるような温かい作品ということなんだと思います。